ray88’s diary

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Python AnacondaNavigatorのウィンドウサイズ調整についての原因調査検証

Python Anaconda Navigator のウィンドウサイズが調整できない場合の解決方法 - ray88’s diary
【原因】
色々調べたところ、PCのディスプレイ設定の「拡大/縮小」が150%になっていることが原因だった。
グラフィックドライバについても調べたがこちらは最新のものが適用されているので問題なかった。

100%に設定を変更するとウィンドウサイズの調整が可能となる。
ただし、PCのディスプレイサイズが小さいものはあえて見やすいように150%に
拡大表示設定しているので、100%にするとその他のアプリケーションの表示も
100%表示で小さくなり、見づらくなってしまう。そこで「拡大/縮小」を
150%のままウィンドウサイズを調整するにはAnacondaNavigatorの高DPI設定を
変更するのが最も有効な手段と判断した。

【さらに試したこと・文字サイズの調整】
ウィンドウサイズの調整はAnacondaNavigatorの高DPI設定のチェックをはずすことで解決したが
文字サイズが小さくなるため、Anaconda Prompt 環境変数 QT_SCALE_FACTOR と QT_AUTO_SCREEN_SCALE_FACTOR
の値を変更してみた。以下3つのコマンドを実行してテスト(2のコマンドをスキップして実行する方法もためした)
1. `QT_SCALE_FACTOR`の設定:

set QT_SCALE_FACTOR=1.5

このコマンドは、Qtフレームワークを使用するアプリケーション(この場合はAnaconda Navigator)の表示スケールを設定します。`1.5`は150%のスケールを意味し、UI要素とフォントサイズを大きくします。
2. `QT_AUTO_SCREEN_SCALE_FACTOR`の設定

set QT_AUTO_SCREEN_SCALE_FACTOR=0

このコマンドは、Qtアプリケーションの自動スケーリング機能を無効にします。`0`は自動スケーリングをオフにすることを意味し、ウィンドウサイズの調整が可能になる場合があります。
3. Anaconda Navigatorの起動:

anaconda-navigator

このコマンドは、Anaconda PromptからAnaconda Navigatorを直接起動します。上記の環境変数設定がNavigatorに適用されます。

【結果】
環境変数の調整で文字サイズは調整可能になるが、ウィンドウサイズが再び調整不可能に。
結論:他のアプリケーションの見やすさを保つためにも拡大/縮小は150%がペストと判断。
文字サイズの調整はあきらめ、AnacondaNavigatorの高DPI設定をオフにすることがベストの解決策と判断した