JavaScript Numberオブジェクトのメソッドと静的プロパティ
■Numberオブジェクト
・数値を取り扱うラッパーオブジェクト
・数値を文字列に変換するメソッドと数値の判定を行う静的メソッドおよび
・いくつかの特別な値を取得するための静的プロパティで構成されている
・数値型はプリミティブ型なのでnew演算子によるインスタンス化は行わない
■主なメンバー
分類 | メンバー | 戻り値 | 説明 | V8以降 |
---|---|---|---|---|
メソッド | toExponential(n) | String | 数値を小数点桁数nの指数表記文字列に変換する | - |
toFixed(n) | String | 数値を小数点桁数nの小数表記文字列に変換する | - | |
toPrecision(n) | String | 指定した桁数nの文字列に変換する | - | |
toString(n) | String | 数値をn進数表記の文字列に変換する | - | |
静的 メソッド |
Number.isFinite(num) | Boolean | 数値numが有限値であるかを判定する | V8以降 |
Number.isInteger(num) | Boolean | 数値numが整数値であるかを判定する | V8以降 | |
Number.isNaN(num) | Boolean | 数値numがNaNであるかを判定する | V8以降 | |
静的 プロパティ |
Number.MAX_VALUE | - | 表現可能な正の数の最大値 | - |
Number.MIN_VALUE | - | 表現可能な0より大きい最小値 | - | |
Number.NaN | - | 「数値ではない」を表す特別な値 | - | |
Number.POSITIVE_INFINITY | - | 正の無限大を表す特別な値 | - | |
Number.NEGAIVE_INFINITY | - | 負の無限大を表す特別な値 | - |
■数値の桁数を揃えるメソッドの種類と各メソッドの違い
・toFixedメソッド:指定した引数が小数点以下の桁数になり、引数を省略した場合は
整数部のみの表記になる
・toPrecisionメソッド:指定した引数が全体の桁数となり、桁数が整数部の桁数より
小さい場合は、指数表記となる。