ray88’s diary

お仕事で困ったとき用の自分用の覚書

GitHub リモートからローカルに反映する(fetchとpull)

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レビュアーがマージされた変更をローカルに反映する手順


レビュイーが作成したトピックブランチのプルリクエストをレビュアーが承認し、最終的にそのブランチが main にマージされた後、レビュアー自身のローカル環境にもその変更を反映する必要があります。
このステップでは、リモートの更新を取得し、差分を確認した上でローカルに安全に反映する方法を解説します。

1. リモートの最新情報を取得する(fetch)

まず、GitHub 上の最新の main の状態をローカルに取得します(この段階ではローカルのファイルは変更されません)。

git fetch origin

2. 差分を確認する(pull 前の安全確認)

コミットログの差分を確認:

ローカルの main とリモートの origin/main の間にあるコミット差分を一覧で表示します。

git log HEAD..origin/main --oneline


ファイル内容の差分を確認:

リモートでどのようなファイル変更があったかを事前に確認できます。

git diff origin/main

※ 差分がなければ、ローカルとリモートはすでに一致しています。

3. main ブランチに切り替える

ローカルの作業ブランチから main に戻ります。

git switch main


※↑出力された結果の意味(翻訳)
Your branch is behind 'origin/main' by 3 commits
あなたのローカル main ブランチには、リモート origin/main にある新しい3つのコミットがまだ取り込まれていません(遅れています)
can be fast-forwarded 履歴が分岐していないので、単純に追いつかせる(早送り)だけで更新できます
git pull で更新可能 git pull をすれば、ローカルの main が origin/main に追いつきます

4. ローカルに変更を反映する(pull)

確認した内容に問題がなければ、ローカルの main にリモートの変更を反映します。

git pull origin main


✅ コマンドまとめ

git fetch origin
git log HEAD..origin/main --oneline
git diff origin/main
git switch main
git pull origin main



このように、差分確認を挟んでからローカルに反映することで、マージ後の変更を安全かつ確実に取り込むことができます。
チームのレビューサイクルをスムーズに保つためにも、レビュアー自身のローカル環境を常に最新の状態に保つことが重要です。