ray88’s diary

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PostgreSQL カラム名にダブルクォーテーションが必要になる場合

PostgreSQL 目次

PostgreSQLでは、以下のような状況でカラム名やテーブル名をダブルクォートで囲む必要があります:

1. **予約語との衝突**:前述の通り、カラム名やテーブル名がPostgreSQL予約語と衝突する場合にはダブルクォートが必要です。例:`user`, `year`, `end` など。
 
2. **大文字小文字の区別**:PostgreSQLは、ダブルクォートを使用しない場合、提供された識別子(テーブル名、カラム名など)をすべて小文字に変換します。そのため、実際のテーブル名やカラム名に大文字が含まれている場合、正確に参照するためにはダブルクォートで囲む必要があります。例えば、テーブル名が`MyTable`の場合、`SELECT * FROM MyTable`はエラーとなり、`SELECT * FROM "MyTable"`と記述する必要があります。

3. **スペースや特殊文字を含む識別子**:カラム名やテーブル名にスペースや特殊文字(ハイフン、スラッシュなど)が含まれている場合、ダブルクォートで囲む必要があります。例:`"first name"`, `"data-1"`。

4. **他のデータベースとの互換性**:他のデータベースシステムからの移行や、他のデータベースとの連携を考慮して、一貫したクエリ記述を維持するためにダブルクォートを使用することがあります。

注意点として、ダブルクォートを使用する場合、常に正確な大文字小文字のカラム名やテーブル名を指定する必要があります。このため、ダブルクォートの使用は必要最低限に留め、予約語を避ける、大文字を使用しない、スペースや特殊文字を識別子に含めない、などのベストプラクティスを守ることをおすすめします。